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これって妊娠?妊娠超初期症状と妊娠初期症状について解説します!

2021年6月29日


妊娠すると、心や体にさまざまな症状があらわれることがあります。症状には個人差がありますが、どんなものがあるのか知っておくと、いち早く妊娠の可能性に気付くことできるかもしれません。 ただ、前提として症状だけでは「妊娠している」という判断はできません。必ず検査をするようにしてくださいね。 今回は、妊娠超初期や妊娠初期にあらわれやすい症状について解説します!

妊娠超初期症状・妊娠初期症状とは?

妊娠0~3週にあらわれる症状を「妊娠超初期症状」、妊娠4~16週目にあらわれる症状のことを「妊娠初期症状」といいます。

妊娠週数は最終生理開始日を「妊娠0日目」と数えるので、生理予定日前あたりまでにあらわれる症状が妊娠超初期症状、それ以降が妊娠初期症状となります。

「妊娠超初期症状」という言葉は医学的な専門用語ではないため病院ではあまり使われないかもしれませんが、妊婦さんたちの間では使われることも多いみたいですよ。

これらはいずれも「この症状があれば絶対に妊娠している」というものではありません。また、妊娠していても症状が全くない場合もあります。あくまで参考程度に留めておいてくださいね。

妊娠超初期症状(妊娠0~3週目)

個人差がありますが、早い人は妊娠3週目に突入したあたりから感じる人もいますが、一方で全く症状のない人も多いです。

この時期はまだ妊娠検査薬が反応しにくく正しい結果が得られないため、妊娠しているかどうかを確認することはできません。しかし、体の中では受精卵の着床が進んでいるため、人によっては体調の変化やささいな症状から妊娠の兆候を感じることもあるそうです。

妊娠超初期症状ってどんな症状があるの?

妊娠超初期にみられる症状についていくつかご紹介します。

・着床出血
受精卵が子宮内膜に着床するときに、1~2日間出血が起こることがあります。着床出血の量は人によって異なり、「おりものくらいの量」の人もいれば「普段の生理くらいの量」の人もいます。色も同様で、鮮やかな赤色だったり、ピンク色だったり、茶色だったりとさまざまです。

着床出血は生理予定日の前後に起こることが多いですが、生理前の気になる出血が着床出血であるかの判断は難しいものがあります。「妊娠しているかも」というストレスによる不正出血や、いつもと出血量の違う生理だったという場合もあります。
また、着床出血は起こらない方が多いです。

他にもこの時期にはホルモンの影響で、下記の症状がでることがあります。
・腰に重い痛みが続く
・腸内にガスがたまりやすくなっておならが増える
・下痢や便秘症状が増える
・眠気が強くでる
などの症状がみられる人もいます。

妊娠初期症状(妊娠4~16週目)

この時期には妊娠に大きくかかわる3つのホルモン(hCGホルモン・エストロゲン・プロゲステロン)が大量に分泌され、ホルモンの影響を受けさまざまな症状が起こります。

妊娠していれば、妊娠5週目(生理予定日の1週間後)以降に妊娠検査薬で妊娠している(陽性)反応を確認することができます。

妊娠初期症状ってどんな症状があるの?

妊娠初期にみられる症状をいくつかご紹介しますね。

・生理が止まる
症状はあらわれたりあらわれなかったりと個人差がありますが、全員に共通していることは生理がこないことです。ただし、生理は遅れることもあるので、予定日にこなかったからといって妊娠しているとは言い切れません。

・つわり(吐き気)がある
「つわり」という言葉自体は聞いたことがある人もいるかもしれません。
これは吐き気のようなもので、なんとなく気持ち悪い、胃がムカムカする、といった症状があらわれ始める人もいます。

赤ちゃんを育てるための準備も進んでいくため、下記の症状が現れることがあります。
・乳腺や乳管が発達して胸が張ったり痛みを感じたりする
・子宮が大きくなることで膀胱が圧迫されて頻尿になる

他にもホルモンバランスが妊娠によって変化することで下記の症状が現れる方も。
・頭が痛む
・お腹が痛む
・肌トラブルが起きる
・風邪のように鼻水がでる
・唾液が増える

歩くのが辛いほど体がだるかったり、情緒が不安定でわけもなく悲しくなって涙がでたりすることもあります。そんなときは無理をせずリラックスして過ごすなど、できるだけ体と心を休めるようにしましょう。

症状だけでは判断できない!必ず検査を受けよう

妊娠超初期症状と妊娠初期症状は、どちらも生理前の症状や風邪の症状に似ているため、妊娠によるものなのかどうかは区別がつきにくいです。また、妊娠していてもこれらの症状が出ない人もいますし、妊娠しているかを気にしすぎてしまうことでこれらの症状を強く感じてしまうこともあります。

症状があるかないかで妊娠しているかどうかを判断するのはとても難しいのです

症状から妊娠の有無を判断せず、必ず生理予定日1週間後に市販の妊娠検査薬を試すか、病院で検査を受けて確認してくださいね。

生理不順などで生理予定日が分からない場合は、性行為から3週間後に妊娠検査薬を試すようにしましょう。

まとめ

妊娠超初期症状と妊娠初期症状には個人差があり、症状が出る人もいれば出ない人もいます。

症状だけでは妊娠しているかどうかを判断することはとても難しいので、必ず生理予定日1週間後(生理予定日が分からない場合は性行為から3週間後)に市販の妊娠検査薬を試すか、病院で検査を受けて確認してくださいね。

医師監修:小林克弥先生

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