妊娠は最短でいつわかる?
妊娠しているかどうかが分かるのは、最短で生理予定日の1週間後です。
生理不順などで生理予定日が分からない場合は、セックスから3週間後を目安にしてください。
アフターピルを飲んだ場合は、アフターピル服用から3週間後に検査をしましょう。避妊成功の確認は、出血の有無だけでは判断することが難しいため、必ず妊娠検査薬で確かめてください。
これよりも早く検査してしまうとフライングとなり、本当は妊娠しているのに陰性の結果が出てしまうなど、正しい結果がでないこともあります。妊娠しているかどうか早く知りたい!と焦ってしまうかもしれませんが、確実な検査結果を得るために、適切なタイミングで検査をしましょう。
妊娠の確認方法:市販の妊娠検査薬と病院の検査の違いは?
妊娠しているかどうかを確認する方法としては、2つの方法が挙げられます。
- 病院で検査を受ける
- 市販で妊娠検査薬を買って試す
それぞれの違いは下記の通りです。
- 病院で検査を受ける…妊娠の有無, 妊娠の状態が正常かどうか
- 市販の妊娠検査薬…妊娠の有無
病院での妊娠反応検査と市販の妊娠検査薬は全く別物と思っている人もいるかもしれませんが、どちらも尿の中に含まれる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」の濃度を調べるもので、仕組みは同じものです。
違うのは、正常な妊娠であることを確認できるかどうかという点です。
正常な妊娠とは、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠することです。
問題がある妊娠とは、子宮内膜以外の場所に着床した場合(子宮外妊娠)のことを指します。
妊娠検査薬では、妊娠しているかどうかはわかっても、正常なものかどうかはわかりません。病院では尿検査で陽性、つまり妊娠している場合、エコー(超音波)検査を行って「受精卵がちゃんと子宮内膜に着床しているか」を確認します。
陽性反応が出ても、それが正常な妊娠かどうかは病院で診てもらわないとわからないのです。妊娠を希望している、していないに関わらず、妊娠検査薬を試して陽性反応が出た場合は必ず病院を受診しましょう。
妊娠について
妊娠検査薬を試してみよう!:妊娠検査薬の正しい使い方と注意点
2021/7/30
症状だけで妊娠の有無を判断するのは難しい
受精卵が着床して妊娠が成立すると、赤ちゃんを育てていく準備として体にはさまざまな変化が起こります。
この変化に伴って、以下のような症状が起こることがあります。
- 吐き気
- おりものが増える
- 腹痛、腹部の違和感
- 眠気、だるさ
- 食欲低下、食欲増加
- 胸が張る、痛む
- 熱っぽさ、頭痛がある
- 便秘、下痢気味になる
- 生理が止まる
しかしこれらは生理前の症状や風邪の症状に似ており区別がつきにくいので、症状があったからといって妊娠しているとは限りません。また、妊娠していてもこれらの症状が出ない人もいます。妊娠しているか気になりすぎて「少しの症状でも妊娠しているように感じてしまう」場合や、過度なストレスで不正出血などを引き起こしてしまう可能性も。
症状から妊娠の有無を判断することは難しいため、生理予定日1週間後に市販の妊娠検査薬を試すか、病院で検査を受けて確認するようにしましょう。生理不順で生理予定日が分からない場合は、性行為から3週間後に確認してください。
まとめ
妊娠しているかどうかが正確に分かるのは最短で生理予定日1週間後(生理予定日が分からない場合は性行為から3週間後)とされています。一刻も早く妊娠しているかを知りたい気持ちもあるかと思いますが、適切なタイミングでないと正しい結果が出ないこともあります。検査ができるタイミングまで、なるべくリラックスして過ごしましょう。
また、症状だけで妊娠の判断は難しいため、検査をして確認しましょう。
適切なタイミングに正しい使用方法で市販の妊娠検査薬を試して結果が陽性反応だった場合は、病院を受診して正常妊娠かどうかの検査を受けてくださいね。
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