生理周期ってそもそも?
医学的に「正常」と言われる生理周期は、「25~38日」くらいと言われています。この生理周期は毎月ほとんど同じペースで繰り返されます。
人によって生理周期は異なり、25日の人もいれば、35日以上の人も。また、ストレスや生活の変化などの影響で生理周期が伸びたり、短くなったりもします。
生理周期を数えてみよう
生理周期は、生理が「始まった日」から次の生理が来る「前日」までの日数を数えます。
例えば、1月1日に生理が始まり、1月30日に次の生理が来たとしましょう。このとき、生理周期は1月1日~1月29日で「29日」です。馴れてしまえばカンタンですね!
自分の身体を知ろう
生理周期を知ることで得られるメリットは、たくさんあるんです!
①ホルモンバランスを把握できる
だいたいの生理周期がわかれば、自分の1ヶ月のホルモンバランスの波を把握することができます。排卵期や生理前の不調を事前に予測することができることも。
生理がいつやってくるか分からなくてソワソワしてしまう、といった不安を軽減するのにも役立ちますね。
②妊娠に気がつくことができる
生理周期が規則的で、生理が普段より遅れていると分かれば、妊娠の可能性をすぐに察知できます。妊娠検査薬を試す、パートナーと話し合うなど、より早い段階から心と身体の準備ができるでしょう。
【妊娠検査薬を試すタイミングは?】
生理予定日から1週間経過したころを目安に妊娠検査薬を使用するようにしましょう。
生理不順などで生理予定日がわからない場合は、妊娠の可能性があるセックスから3週間後に検査するようにしてください。
※検査のタイミングが早すぎたり、遅すぎたりすると、正確に判定できないことがあるので注意が必要です。
③病気に気がつくことができる
生理周期の乱れは、病気や疾患のサインであることが多々あります。
子宮頸がん・子宮筋腫だけでなく、将来不妊の原因になってしまう卵巣の異常などを、生理周期の乱れから知ることができます。早めに病院を受診して、早めの治療を受けることができれば、悪化する前に対処できますね。
④旅行の計画が立てやすくなる
生理周期を把握することで、旅行や外出の予定も立てやすくなります。
特に、遠出の温泉旅行やキャンプなどと生理が重なると、普段どおりに楽しみにくくなることも。生理周期が把握できていると、生理と予定が重ならないように調整することができるようになります。
また、どうしても大事な予定と生理がかぶってしまいそうなときは、ピル(低用量ピル・中用量ピル)で生理日を移動させてコントロールすることもできます。
生理周期がバラバラ・・・
生理周期がずっとバラバラで困っている、生理不順が辛い!という方は、病気が隠れている可能性もあるので、まずは婦人科への受診をおすすめします。
検査をした上で、病気ではないけれど、ホルモンバランスが不安定で生理不順になっているという場合には、低用量ピルを服用してホルモンバランスを整えるという選択肢もあります。
選択肢の1つとして、ピルを使った自己管理を試してみるのもいいかも知れませんね。
まとめ
生理周期を正しく周期を把握することで、自分の身体の状態を知ることができるようになってきます。不調もある程度予測できることで、事前に心の準備を行い、備えることも可能になります。
ぜひ日頃から生理周期の管理を心がけてみてくださいね。
自分の状態を相談したい場合は?
不安なこと、お悩みを薬剤師・助産師に直接相談することができます。