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妊娠検査薬を試してみよう!:妊娠検査薬の正しい使い方と注意点

2021年7月30日


妊娠しているか気になった時、まず試したいのが「妊娠検査薬」。皆さんは正しい使い方を知っていますか? 今回は、適切なタイミングで確実な結果を得るための妊娠検査薬の使い方について詳しく解説します。

買い方について

妊娠検査薬は、薬局で簡単に手に入れることができます。店舗にもよりますが、生理用品やコンドームなどが置かれているコーナー近くで見つけられることが多いようです。

メーカーにより価格は異なりますが、一般の妊娠検査薬はだいたい1本600〜800円前後。1箱に数本入っている場合もあるので、何本入っているのかはパッケージを確認してみてくださいね。

一度検査に失敗してしまったり、結果がはっきりと出ず不安な場合もあるかと思うので、2本以上セットになっているものが便利です。

また、薬局での購入にハードルを感じられる方には、通販での入手がおすすめ!対面でお会計をする必要がないので、より気軽に購入ができるでしょう。

※妊娠検査薬は「第2類医薬品」に分類されるため、販売許可のあるサイトで正規品を購入してください。

妊娠検査薬の仕組み

妊娠検査薬は、尿の中に含まれる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」という成分に反応する仕組みになっています。これは、受精卵が着床して、胎盤のもとになる絨毛(じゅうもう)が作られると分泌される成分です。

検査薬が十分なhCG濃度を検出すると、妊娠の陽性反応を示すようになっています。

検査をするタイミング

妊娠検査薬は生理予定日から1週間後に使用しましょう。

もし生理不順などで生理予定日がわからない場合は、妊娠の可能性があるセックスから3週間後に検査するようにしてください。検査をするタイミングが早すぎると、フライング検査となり、正しい結果が得られないことがあるので要注意です。

アフターピルを飲んだ場合は、アフターピル服用から3週間後に検査をしてください。
※出血があってもなくても、必ず妊娠検査薬は試しましょう!

なお、尿内のhCG濃度が基準値に達するまでの期間は個人差があります。

上記のタイミングで検査を行って結果が陰性だとしても、生理が始まらない場合は数日後に再度検査を行う、または産婦人科を受診して妊娠の有無を確かめてくださいね。

使い方は意外と簡単!

妊娠検査薬の使い方は、いたってシンプル。メーカーによって検査薬の形状や判定の出方は異なりますが、仕組みは同じなので、ここではだいたいの流れを掴みましょう!

①説明書を読む
箱を開くと、中に説明書が添付されています。細かい使い方が記載されているので、しっかりと目を通しましょう。

②採尿
妊娠検査薬はスティック状のものが多く、スティックの先端(尿吸収体部分)で検査ができるようになっています。

トイレの便座に座ってスティックの先端に尿をかける、もしくは紙コップなどに尿をとり、その中にスティックの先端を浸します。

③平らなところに置く
採尿をしたら、判定窓が見えるように検査薬を平らな場所に起き、結果が出るまで待ちます。1~5分ほどで結果が出るものがほとんどです。

④判定を確認する
メーカーによって判定のマークは異なりますが、「判定窓」に縦線ラインや+のマークが表示されると陽性となります。

※製品によっては、正常に検査が行われたかどうかを示す「終了確認窓」がついているものもあります。

具体的な判定の見方については、使用する検査薬の説明書を確認しましょう。

注意点

【使用期限】

使用期限が切れた妊娠検査薬は、検査の精度が低くなっている可能性があります。妊娠検査薬を使用する前には、必ず外箱や袋の記載で使用期限を確認しましょう。
※一般的な使用期限は、未開封の場合、製造から約3年程度と言われています。

【尿の量】

尿の量が多すぎても少なすぎても、正しい結果が出ないことがあります。説明書に従い、適切な量を検査スティックにとってください。
また、水をたくさん飲んだ後は、尿の濃度が薄くなり、正確なhCG量が測定できない可能性があるので気をつけましょう。

【検査の時間】

検査薬に尿を吸収させる時間や、結果を待つ時間はメーカーによって異なります。携帯でタイマーなどを設定し、正確に時間を測りましょう。

また、時間が経つと検査結果が変わってしまう場合があるので、判定窓の確認は説明書に書かれた時間内に確認しましょう。

コップを使って採尿する場合は、長時間放置すると尿の中で雑菌が繁殖してしまい、検査結果に影響を与える可能性があります。採尿後は早めに妊娠検査薬を浸し、コップ内に残った尿を捨てましょう。

陽性反応が出たらどうする?

妊娠検査で陽性反応が出た場合、必ず産婦人科を受診するようにしましょう。

妊娠検査薬で陽性反応が出た場合でも、子宮外妊娠など何らかの問題がある可能性もあり、正常妊娠とは言い切れません。そのため、母体と赤ちゃんのために、なるべく早く妊娠しているかどうかを知ることが重要です。

妊娠の可能性が考えられる場合は、いち早く妊娠検査薬で検査を行い、病院で妊娠の状態を確かめましょう。

まとめ

妊娠検査薬は、妊娠の可能性を簡単に調べることができるとても便利なものですが、確実な結果を得るためには、適切なタイミングで正しく検査薬を使うことが大切です。

薬局や通販で手軽に購入ができるので、妊娠の可能性が考えられる時は妊娠検査薬で確認するようにしましょう。

また、妊娠検査薬の陽性反応は妊娠の成立を確定するものではありません。陽性反応が出た場合には、必ず病院を受診してくださいね。

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