肌荒れについて
ピルは肌が綺麗になると聞いたことがあるけど、一方で肌荒れするという話も聞いたことがあるという方もいるのではないのでしょうか。実際はどっちなの!?と思いますよね。
実は、どちらも本当ですが、肌荒れは一時的なものであることが多いです。
ピルの飲み始めはホルモンバランスが乱れることで一時的に肌荒れやニキビが現れることがあります。しかし、飲み続けることで改善され、ニキビに効果的に働き肌が綺麗になる効果が期待できます。
肌荒れが長引く、悪化する場合はお薬との相性がよくない場合があるため、「肌荒れが治らない」と医師に相談してみてくださいね。
気分の落ち込みなどの精神的な症状について
「気分が優れない」「情緒不安定になる」など、低用量ピルを服用することで「抑うつ」状態になると聞いたことがある方もいるかもしれません。
実際に低用量ピル服用後に「抑うつ」の副作用が現れたという報告がありますが、その確率はとても低いものです。
「抑うつ」の副作用が報告されている一方で、ピルは生理前の気分の落ち込みや、精神的な不快症状(PMS)を和らげる効果が期待できます。
PMSの原因ははっきりとはわかっていませんが、女性ホルモンの変動が原因の一つと考えられています。ピルの服用によりホルモンバランスが整うことで、症状の改善・緩和が期待できるのです。
その他にも、生理痛を軽減し、体調不良からくる精神的な乱れを安定させるといった身体にもココロにも嬉しい効果が報告されています。
まとめ
今回は、低用量ピルの副作用として、肌荒れ・気分変調があるのかについてご紹介しました。
ピルを服用することで、ホルモンバランスが整い、肌荒れやニキビの改善効果が期待できるといわれていますが、一時的に肌荒れが悪化したり、精神的な落ち込みやイライラ感などが出てしまうケースもあるとされています。
副作用の現れ方は人によってそれぞれなので、もし心配な方は、一度医師に相談してみてくださいね。
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不安なこと、お悩みを薬剤師・助産師に直接相談することができます。