「淋菌(りんきん)」は、1回の性行為でも約30%という確率で感染する性感染症。特に女性は無症状なことが多いため、感染していることに気づかずパートナーにうつしてしまうおそれがあるんです😱
あなたが「一時的なものだろう」「たいしたことないだろう」と思っている身体のサインも、実は淋菌に感染している症状なのかも…。これらのことに心当たりはありませんか?
✅おりものが臭い、色が変
✅生理じゃない日に血が出る(不正出血)
✅尿を出すとき痛みがある
✅性行為をしたら血が出た
もっと具体的に淋菌の症状や、放置した場合どうなるのかについて見ていきましょう。
おりものに異常が⁉️淋菌の症状をチェック
淋菌に感染しても女性の50%、男性の10%は無症状とされています。
症状がある場合は、女性器はおりもの異常などが見られる「子宮頸管炎」を起こし、男性器は「尿道炎」を起こすことが多いです。
子宮頸管炎って何?女性器の症状チェック
子宮頸管炎とは、子宮頸部という子宮の入り口部分が炎症を起こす病気です。
淋菌に感染し、子宮頸管炎が起きると、次のような症状があらわれます
- おりものが増える
- 緑黄色の濃いおりものが出る
- 不正出血がある
- 尿が出る場所から膿(うみ)が出る
※医療機関によっては、おりものの臭いも報告されています。
また、子宮頸管炎と「尿道炎」を併発することも少なくありません。尿道炎を起こすと、おしっこをする際にヒリヒリ・チクチクとした痛み(排尿痛)をともないます。
🚨女性は性交時の出血・下腹部痛にも注意🚨
性行為の経験をもつ女性が、性交時の出血や下腹部痛、発熱などの症状がある場合、淋菌を放置することで起こる「骨盤内炎症性疾患」の疑いがあります。
治療を行ったあとも、後遺症によって不妊や、妊娠した場合は新生児結膜炎になることがある病気です。
男性器が尿道炎を起こすとどうなる?症状をチェック
男性が淋菌に感染して尿道炎を起こすと、次のような症状があらわれます。尿道炎は症状が強くでるため、比較的早く感染に気づくことがあります。
- 排尿痛
- 尿道がかゆい
- 尿道が熱っぽい
- 尿道から黄色い膿が出る
- 性器全体が腫はれあがる
男性器の場合、淋菌の潜伏期間は2~7日です。
🚨男性は後遺症で尿が出しにくくなることも🚨
男性器の淋菌を放置すると、尿が出なくなったり、出しにくくなったりする「尿道狭窄(にょうどうきょうさく)」が後遺症として出る場合があります。
また睾丸の後ろの方にある精巣上体が炎症を起こすと、無精子症を生じる場合もあるので注意が必要です。
オーラルセックスで淋菌に感染することも
性器が淋菌に感染している人の10~30%は口の中にも菌がいるため、オーラルセックスで感染することがあります。医療機関によっては、キスで淋菌に感染したという報告もあります。
オーラルセックスで淋菌に感染した場合は、咽頭炎によってのどの痛みや違和感が生じることがあります。
淋菌とクラミジアは同時に感染することが多い?
淋菌に感染している人がクラミジアにも感染している確率は、20~30%と他の感染症にくらべて比較的高め。
『性感染症 診断・治療 ガイドライン(2020)』では、淋菌感染者のクラミジア検査を必須としています。
同時に感染しやすい淋病とクラミジアも、スマルナの性感染症検査キットを使えば、自宅でまとめて検査できますよ🏠
スマルナの性感染症検査キットで性感染症を簡単にチェック

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【おわりに】
国立感染症研究所の最新情報(※)によると、ここ数年、淋菌の感染者数は微増傾向にあるとのこと。
特に15~29歳の若い人に感染者が増えています。ちょっとした身体のサインを見過ごさず、ぜひ、パートナーと一緒に検査してみましょう。
スマルナはあなたと、あなたのパートナーの健康をサポートします。
※感染症週報2022年第41週:2022年10月10日~10月16日を参照。
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